2015年6月12日金曜日

松本潤・井上真央主演映画『花より男子F(ファイナル)』の感想メモ

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花より男子ファイナル プレミアム・エディション [DVD]
2008年6月28日公開(TBS・東宝)
映画『花より男子F(ファイナル)』
監督:石井康晴
脚本:サタケミキオ
原作:神尾葉子
【出演】
牧野つくし:井上真央
道明寺司:松本潤(嵐)
花沢類:小栗旬
西門総二郎:松田翔太
美作あきら:阿部力
鏑木和:藤木直人、サニー:AKIRA (EXILE)、謎の紳士:北大路欣也(特別出演)、牧野進:冨浦智嗣、牧野晴男:小林すすむ、牧野千恵子:石野真子、道明寺楓:加賀まりこ
主題歌:嵐「One Love」
花より男子 - Wikipedia
※ネタバレします
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2008年の公開から約7年が経過・・・現在2015年・・・
ワタクシ、ついにというかやっと・・・映画『花より男子F(ファイナル)』を観ることに成功しました・・・
今まで別に鑑賞する機会がなかった訳ではないのですが、理由があってずっと観ることを避けていたのです。

公開時はもちろん、2009年のクリスマスイブにテレビでノーカット完全版が放映された時にもまだ観る気になれず、意図的にあえて先延ばしにしていました・・・
理由は簡単→私の心の中に『あっけなく花男の世界を終わらせたくない』という非常に往生際の悪い感情があったからです。
(↑この非常に気持ち悪い感情のせいで、約7年間も観る事を先送りにしてしまっていました)

※ちなみに私・・・『花より男子』のドラマを6回以上
『花より男子2(リターンズ)』も4回以上観ています・・・だいたいいつも観ながら号泣しています・・・かなりの花男ドラママニアなのです。
※アニメ版は途中で挫折しました。原作の漫画は妹が全巻持っているので、いずれ読もうと思っています。現在先延ばし中。
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≪映画の感想メモ↓≫

『実は全部ドッキリ(仕掛け)で・・・司とつくし・・・ふたりの愛が運命のものであるかどうかを確かめるための試練であった・・・』

観終わった直後、率直に感じたことは↓
『微妙・・・』
『茶番だなぁ』でした
一応、クライマックスあたりで泣いたことは泣いたんですが・・・
イマイチ納得できないというか、釈然としない感情が残ってしまいました・・・

別に物語自体は大きく破綻していないし、
つじつまは一応ちゃんと合っているのですが、
いろいろ細かい描写を含め・・・全体的なつくりが雑だなあと感じました。


この映画の何が一番気に入らない(受け入れがたい)かというと
牧野つくしが普通にマリッジブルーに(鬱っぽく)なっていること・・・
↑これが非常に嫌(不愉快)でした。
「それはないんじゃないの?」

マリッジブルーになるきっかけとなった鏑木和(藤木直人)の言葉も
立派な大人のアドバイスっぽくみえて、実はめちゃくちゃ適当で無神経だし・・・
なんというか見ていて困惑しました。

「じゃあ止めといた方がいいな・・・これからもっともっといい男と出会える可能性もある」

「でも、離婚すると世界が自由だってあらためて実感するよ・・・」

「でも今のつくしちゃんみたいに結婚する時に迷ってたら
間違いなくうまくいかないと思うけど」

観ていて気になった鏑木和(藤木直人)のセリフですが・・・
これから結婚を控えた若い娘に対して、投げかけるセリフがこれって・・・ちょっと適当すぎやしないか?と思ってしまうのですが・・・

私が感じた鏑木和という人物に抱いた印象・・・↓
ただひたすら適当なこと言う大人・・・

だがしかし、牧野つくしの心には鏑木和(藤木直人)の言葉が残り続ける・・・

わりとどうでもいい鏑木和(藤木直人)のセリフに翻弄され
マリッジブルーに陥る牧野つくし←見ていてとても辛いものがありました。


なんというか見所のない映画だなあと思いました・・・
後から振り返ってみて『また観てみたいシーン』がほとんど思い浮かばない・・・
(↑ドラマ版とは真逆です・・・ドラマ版は見所が盛りだくさん)
ラスベガス・・・???
香港・・・???
無人島・・・???
↑・・・いずれも見せ場らしい見せ場はなかったように思いました。
(無人島はそれなりにあるといえばあるけど・・・)

あえて(私が推す)見どころを上げるとすれば
ラストの恵比寿ガーデンプレイス時計広場での結婚式が
唯一まだ観たいシーンになるのかなぁ・・・(?)


映画の冒頭(一番最初に北大路欣也が登場するシーン)
北大路欣也が料理を作ってる(魚をさばいているシーン)
台所?(厨房)にこ汚い小型テレビ(古い安っぽい)があることに違和感・・・
あんなちゃっちいテレビを見ながら料理をするっていうのはちょっと(一流の人)黒幕っぽくないような・・・それなりの風格のある人がすることではないと思いました・・・


ティアラ“ビーナスの微笑”を初めて見た時、ちょっと安っぽいなぁと思ってしまいました・・・
アメリカの希望
香港の涙
南海に浮かぶ愛
いにしえの秘密
4つの伝説の宝石があしらわれております・・・

↑映画のラストにイミテーションだということが発覚しましたが・・・

★ドラマ版の『花より男子』を見ていたときも、あの土星のネックレス(今回の映画にも登場しましたが)をはじめて見た瞬間、安っぽいなぁと思ってしまいました。
道明寺財閥の跡取り息子たるお人がなんであんな2000円ぐらい?の見た目のネックレスなんだ?と違和感を持っていました・・・

ただ、逆に考えると見るからに高級そうなものやキラキラ輝いているようなネックレスだと、高校生らしくないし、下品だし、全然可愛らしくないし、牧野つくしには合わないだろうし・・・やっぱりあれはあれで良かったのかなと・・・そう思いました。


ティアラが盗まれるシーンで
道明寺「あいつが持ってたのって」
道明寺&牧野2人顔を見合わせて一緒に言う「ビーナスの微笑!?」

なんかこの演出違うなぁと思いました・・・
(まあ別に悪い演出でもないんだろうけど・・・なんかこの先映画を見ていく上でちょっと不安みたいなものを覚えました)

その後の道明寺とサニー(AKIRA ・EXILE)の追いかけっこアクションも

映画だからって無理してこんなことしなくてもいいのに・・・と思いながら観ていました。(道明寺司というキャラクターにあんなアクションは期待していなかった・・・)


追い詰められたサニー(AKIRA ・EXILE)がビル屋上から
飛び降りたら→なんとヘリコプターの足につかまっている・・・ってその状態がよくわからないのだが・・・どうやって上部のプロペラ部分をスルーしたんだろう? 絶対不可能だし!


道明寺司と牧野つくしに仕掛けられた壮大なドッキリ・・・
↑・・・1997年のマイケル・ダグラス主演の映画『ゲーム』(デヴィッド・フィンチャー監督作品)を思い出しました・・・
ゲーム [DVD]
あれも壮大なドッキリを主人公に仕掛けるという映画でした・・・
(↑ちょっと無理がある設定だった・・・)


ラスベガスのシーンで思い出すのは↓
道明寺と牧野つくしがいろいろと相談している背景に映りこんでいた
ベラージオ(ホテル)の噴水ショーがとてもきれいだったこと・・・
そして、
ラスベガスのルーレットで
00→1 に玉が移動・・・500万ドルばパーになった瞬間、
「納得いかない」としつこく食い下がる牧野つくしがちょっと面白かったことです・・・


キャビンアテンダントがベッキーだとわかった瞬間、
なぜかちょっといやな気持ちになりました・・・(※とくにベッキーが嫌いというわけではないんだけど・・・

ドラマの『花より男子リターンズ』の最終話で東野幸治(お笑い芸人)が登場してきた時もちょっとだけなえました・・・
(↑厳密に言うと1回目2回目の視聴時はまったく気にならなかったのですが、3回目以降→なんで出てるんだよ?とちょっと冷静になって妙に嫌な気持ちになりました・・・)


無人島(ロケ地:石垣島)
この無人島のチャプターあたりから・・・なんとなく物語の全体像が見えはじめる・・・

どうやらこれは2人に与えられた試練っぽい!

しかし牧野つくしはこの無人島という環境で、ふてくされた様子を見せ始める・・・
マリッジブルーが本格化。

「道明寺と結婚しようと思ったのがそもそもの間違いだったのかな」
「最終的にはやっぱり・・・価値観が違うってことになるんじゃないかな・・・わたし達」

・・・なんだかよくわからないけどずっとウジウジ悩んでいる・・・

普通にうざいと思いました。
↑雑草のつくしのキャラはどこいったんだ?と・・・
自給自足キャンプ的な技術は牧野の方が長けていてもおかしくないキャラなのに・・・


南の島にクマって・・・(いるの?・・・あまり聞いたことがない・・・)
まあクマではないかもしれませんよといういい訳めいた映像の仕上がりにはなっていますが・・・

クマ相手にファイティングポースとってステップ踏み始めた時・・・
↑頭の中『?????』っていう感じになりました・・・
ギャグなのか?

牧野つくし「なぐっちゃったよ(クマを)」

ありえないし・・・
だけれどもコレをきっかけに少しずつ元気を取り戻し始める牧野つくし・・・
(↑この展開もなんだか微妙だった・・・)


どれぐらいの時間無人島にいたのか?・・・
「1ヶ月ぐらいか?」・・・「もっと経ってるでしょう」・・・
その間の
ごはんは?飲み水は?(←もう少し詳細を描いて欲しいと思いました)


とても大切にしている土星のネックレスを必死になって探すシーン・・・
↑かなりの見せ場になるはずなのに(ドラマと若干ネタが被ってるせいなのかなんなのか)
イマイチ気持ちが盛り上がってきません・・・
この探しているシーンで流れる初めて聴く音楽に違和感を覚える・・・
aikoの『KissHug』
別に曲が悪いわけじゃなく、100%聞き慣れてないせいだと思ういますが・・・気分がイマイチ乗れませんでした・・・(ドラマ版のように聴きなれた曲、プラネタリウムやFlavor Of Lifeだったらまた違う印象になっていたのかも・・・)

「ごめん、私なくしちゃった・・・土星のネックレス・・・」
「2人の大事な大事なネックレスなのに・・・」

クマがいることをまず報告すべきではないか?
そして、ネックレスを探してる最中もクマに遭遇する可能性があったわけだし(クマは別に死んだわけではない・・・)
・・・などとどうでもいい『無駄なつっこみ』が私の頭の中をよぎる・・・
(↑まあ、それぐらい入り込めていなかったということでしょうか・・・


「夢って何?」
牧野つくしが道明寺に質問する・・・
結局、鏑木和(藤木直人)に言われたことが気になってしょうがないようだ・・・

「もうかなった」
「愛してる」

映画を観て来てここではじめてホロッと来ました・・・
上半身裸で水に濡れた前髪が1本たれる
松本潤がかっこよかった。

「私の夢は・・・」
牧野が自分の夢を話そうとした瞬間
ヘリコプターがやって来る・・・
「ラストステージを用意しましたので」

うーん・・・なんだかなぁ・・・


ラストステージは京都(いにしえの秘密)
黒幕がついに登場します→やはり北大路欣也
さすが貫禄あります・・・
ティアラはどうやらイミテーションだったらしい・・・
「ビーナスの微笑なんてものははじめからこの世には存在しないんだ」

「運命のふたりではなかった・・・それだけだ」
↑なんだか聞いていて妙に恥ずかしくなるセリフでした・・・

今回の騒動を企画した張本人が『つくしの両親』ってところで
不覚にも泣いてしまいました・・・※牧野つくしの父親役の小林すすむさんは2012年に亡くなっています・・・

この京都でのシーンが映画の中で一番ぐっと来ました・・・

「やっぱり信じ合うことが大事なんだ・・・永遠の愛っていうのは目に見えるものじゃない・・・あのイミテーションのティアラはそういう意味だったんじゃないかな?」 
「この旅を経験することで永遠の愛を手に入れられるっていうのがビーナスの微笑だったってわけか・・・」

一応、うまくまとまっているとは思いました・・・


黒幕の北大路欣也は、道明寺の母親にとっての花沢類的な存在だったのかな?
↑そういう雰囲気をなんとなく感じ取ったんですが・・・
・・・北大路欣也は普段何やってる人なんだろう・・・料理家?
この職業不詳っぷりも花沢類に似ている・・・


恵比寿ガーデンプレイス時計広場
ケン内田 ( 鶴見辰吾)のバンザーイ←「いらないだろう!」と声を出してつっこんでしまいました。
(道明寺のトラウマがよみがえるではないか・・・何なんだこの演出)

★ウェディング姿の井上真央が異様にかわいい・・・
井上真央は、本当に不思議な女優で・・・花より男子の要所要所・大事な場面では、必ず信じられないくらい可愛く見える・・・
その瞬間だけを切り取ればガッキーをも超える美しさを発揮していると・・・そういう風に思うのです・・・

★すべての照明が消えたあとに、
花沢類が神父姿で登場・・・見た瞬間、爆笑してしまいました・・・
↑意味不明な演出・・・別にかっこよくないし・・・斜め上すぎる・・・
なんなんだ?
ルパン三世の映画『カリオストロの城』をちょっと思い出しました・・・
ルパンが結婚式で神父役に変装してクラリスをさらう・・・(まさかさらう気では・・・)


ドラマ版の1やリターンズのキスシーンでは、
奥ゆかしい逆光シルエットの演出ばっかりだったのに・・・
今回の映画ではもろにキスしている場面が映ります・・・
↑・・・見ていてちょっと気はずかしい気分になる・・・
(なんとなくアメリカ映画っぽい雰囲気を感じました・・・)


花沢類の部屋←いつも思うのですが非常に殺風景・・・まったく生活感がない・・・
ピアノ?にベッドにソファーだけ?・・・

「花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ」

最後に花沢類が言うこのセリフ(井伏鱒二の和訳)引用はとても印象的でした・・・
花男映画に色々かかっている≪花より男子のだし・・・松本潤はだし
さよなら=ファイナルだし・・・≫まるで『花より男子F(ファイナル)』のためにある言葉みたい・・・


1年後にもなぜか無人島にいる司とつくし・・・

なぜに・・・?一体何してるの?(←素朴な疑問・・・)

「大きくなって、俺様のやつにはなりませんようにーーーーーーーーー」
「でもクルックルパーマデモイイカラネエエエエエエ」
ついに牧野つくしの夢が発表される・・・

道明寺の
「ありえないつーのおおおおおお」
↑・・・笑いました・・・
(こういう変顔とかずれたリアクションが松潤はなかなかうまい)


まあなんだかんだハッピーエンドで終わってよかったと思います。
いろいろ文句っぽいことも書いていますが、『花より男子』のドラマが好きなのは変わらないし、たいして不満はないのです・・・

7年もかかりましたが、映画もちゃんと観ることができて良かったです・・・
感無量。