2018年1月6日土曜日

新海誠監督映画『君の名は。』感想メモ



『君の名は。』
your name.(2016年8月全国東宝系公開 )
■監督・脚本・原作:新海誠
■登場人物
立花 瀧(たちばな たき):声 - 神木隆之介
宮水 三葉(みやみず みつは):声 - 上白石萌音
■音楽:RADWIMPS
「前前前世」
「スパークル」
「夢灯籠」
「なんでもないや」
君の名は。 - Wikipedia
※ネタバレします。2018年お正月にテレビで放送していたのを録画して観ました。

☆2016年に大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」(監督新海誠)地上波初放送(2018年1月3日午後9時からテレビ朝日)。平均17.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)!



■とにかく冒頭・・・観ていてとても苦痛でした・・・何なんでしょうかこの『受け付けない感じ』は・・・(私的に)まず主人公の絵柄がピンとこない(イイと思わない・・・主役にしてはキャラが薄い・・・)
一時停止しまくって、途中で観るのやめようかなと思いつつ・・・いや、やっぱり観よう、この映画は面白いらしいし・・・みたいな、そんな感じで最後まで観ました。


■話の筋が見えてきて、主人公やアニメ独自のノリに対して(ある程度)慣れてきた中盤以降→この苦痛(受け付けない感)は多少和らぎました。


■感想を一言でいうと「面白かったです!」
『キレイな話』だなと思いました。
あまり人間味がないというか・・・生々しくない・・・(人間の欲とか悪意とかそういうドロドロしたものがほぼない)
いい意味でリアリティーの薄い虚構ファンタジーな世界観だなぁと思いました。
ホラー要素とかもほぼ皆無・・・(例えばトトロとかポニョとか、ホラー的な解釈ができる余地があったりするのですが・・・この映画にはそういったおどろおどろしいものを感じませんでした)

メンヘラの魂が救われるような作品ではないですね・・・

↑観ていて、すがすがしい気分になれました。
ライトなハッピーエンドって私は結構好きなのです。


■アニメの美しい景色・・・
2009年ぐらいにpixiv(ピクシブ:「イラストコミュニケーションサービス」)でよく見かけた絵柄(風景、世界観)だなぁと思いました。(厚塗りと覆い焼きを駆使した画風)
尾道をちょっとアレンジしたような田舎の山、青い空と入道雲、日本の古い家屋・・・そこに自転車とミニスカートのJK。


■音楽(挿入歌)が・・・ちょっと「なんだかなぁ」と思いました。(音楽ありきの演出もちょっとうっとうしい)

「バンプうざい!」と・・・思わず声に出して突っ込みました・・・
で・・・知ってる人は知っていると思いますが・・・
音楽担当→RADWIMPSなんだそうです。
BUMP OF CHICKENじゃない!?


■おばあちゃんの言う『むすび』
『組みひもが時間の流れをあらわしている』説明がイマイチピンとこなかったです。


■奥寺ミキ(おくでらミキ)声 - 長澤まさみ
奥寺先輩がおもむろに煙草を吸いはじめるシーン。
『大人の女』演出なのだろうか?或いは→喫煙=瀧(タキ)にふさわしくない女・・・という意味かしら?
三葉より奥寺先輩の方がイイじゃん!と観ている人に思わせないための演出なのかな?


■男と女が入れかわるといえば大林宣彦監督映画「転校生」・・・(そういえば私、一度もちゃんと観たことない・・・)
↑小学生の頃にテレビで放送しているのをチラっと見ただけなのですが→子供ながらになぜか恐いなぁ(ホラーっぽい)という印象を持ちました・・・
転校生 (映画) - Wikipedia



■口噛み酒→はじめ人間ギャートルズのサル酒
ハジメンカリーンの巻 / マンモギャーの巻


■瀧(タキ)が三葉(ミツハ)の手のひらに書いた名前「すきだ」→「すき」の方がイイんじゃないかと思いました。(もしかしたら・・・スキダという苗字と勘違いするかもしれない!)


■2人が入れ替わってそれぞれの日常生活を送るシーン。
その時の2人のコミュニケーションにもう少し恋愛っぽいもの?情の深い(思いやりある)やりとり(絆が生まれるようなやりとり)があれば→もうちょっと作品に深みが生まれたのかな?と思いました。
↑なんか軽いというかほんと『うわべ』の漫画チックなやりとりしかしていません・・・


■瀧(タキ)に会うために東京へやって来た三葉(ミツハ)・・・その時はちゃんと覚えているんですよ「タキ」という名前を・・・だいたいどの電車に乗っているかも・・・顔も一応この人がタキだと認識している・・・

一回一回、体が入れ替わるたびに記憶がリセットされているわけではなさそうなので・・・絶対に入れ替わってる最中やその後でも名前や住所等お互いの詳細情報を何らかの形で残したりできたはずなのです・・・だからこそ三葉は東京までやって来れたわけですし・・・(瀧はスケッチで糸守町の絵を描くことができた・・・)

しかし、エンディングやクライマックスのシーンでは、ことさら『思い出したくても思い出せない!』を強調します・・・『君の名は。』

↑・・・このへんの設定が『ご都合主義』自由自在すぎるような←あまり深く突っ込まない方がいいのかもしれませんが・・・


■ラスト
エンディングお互いがお互いを認識しない状態だけど、ふたりはやっと出会うことができる・・・
ふたり同時に「君の名前は・・・?」
奇麗な終わり方だと思います。

↑あえてここでホラー的な解釈をすると→今後もこのふたりはなぜかお互いを認識できないまま・・・『翌日には記憶が必ずリセットされる』毎日を送る可能性があるということです・・・(まあないでしょうが・・・)


☆ぶっちゃけネガティブな要素があまりない映画なので→お正月のテレビ放送には最適な作品だと思うのです。
忘れたころにまた年始放送やってほしいです・・・
ハッピーエンド映画最高!